西郷隆盛、幕末・維新史、薩摩藩に関する話題など、幅広く書き込んでいます
先日、ブックオフをぶらぶらしていたら、吉村昭『熊撃ち』(現在絶版)という文庫を発見しました。
105円でしたので、すぐに購入して読みましたが、吉村さんの熊モノ(と、私は読んでいます)は、どれも臨場感に溢れていて、面白いですね。

吉村さんの熊関係の代表作と言えば、『羆嵐』ですが、これもオススメです。
大正4年に北海道で起きた実際の事件(三毛別羆事件)をモデルとしていることから、少し凄惨なシーンの描写がありますが、当時の緊迫感がひしひしと伝わってきて、一気に読めます。
吉村さんは他にも動物をテーマにした小説をたくさん書かれていますが、やはり熊関係が一番オススメですね。

また、山崎豊子さんがお亡くなりになられてから、再度『華麗なる一族』を読み返しています。
私は山崎作品では、『華麗なる一族』が一番好きです。
『華麗なる一族』の中で描かれる銀行の合併話なんて、今では当たり前のことになってしまいましたが、執筆当時としては斬新な話だったことでしょうね。
また、ラストで衝撃の結末も待っています。

先日、と言っても、もう三ヶ月ほど前のことですが、兵庫県明石市にある舞子ビラ神戸という、淡路島の対岸で明石海峡大橋が綺麗に見えるホテルに宿泊したのですが、ここは『華麗なる一族』の中にも描写が出てくることで有名です。
館内には少しだけですが、そのことを紹介する展示コーナーも設けられていて、華麗なる一族ファンは楽しめます。
そうそう、ここのホテルの夕食バイキングも種類が豊富で結構オススメですよ(^^)

【2013/10/30 12:33】 | 読書感想
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以前から行ってみたかったのですが、大阪市港区にあるグリル「ミヤコ」に行ってきました。
大阪市営地下鉄の弁天町駅もしくはJR環状線の弁天町駅で下車して徒歩5分程度の場所にある洋食屋なのですが、ここの売りは何と言っても画像のビフカツです。

DSC_1078.jpg


見て頂ければ分かるかと思いますが、30センチはあろうかというビックサイズです。
値段も良心的だし、食べ応えがありますよ~。

あと味ですが、そうですね……、美味しいのですが、ちょっと途中で食べ飽きちゃうかも?
どちらかと言うと、トンカツとかエビフライとか、色んなものがセットになったメニューの方がオススメかもしれません(^^)

【2013/10/16 17:56】 | グルメ・食べ歩き
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吉村昭『逃亡』を読了しました。

私は、作家では海音寺潮五郎を溺愛する者ですが、吉村昭もとても好きな作家の一人です。
以前、ホームページの掲示板で吉村作品を勧められて読んで以来、完全にハマりました。
この感覚は海音寺さん以来です。

吉村さんは、主に戦記モノや歴史小説(特に幕末から明治にかけて)をたくさん執筆された方ですが、史実について徹底的にこだわられた人です。
とても有名なエピソードですが、「桜田門外の変当日に降っていた雪がいつ止んだか?」までこだわりを見せた方で、綿密な調査の上での創作を基本とされていたせいか、主人公の吐くセリフが、現実にそう言ったかと思えるほど、読んでいて非常にリアルに感じるんですよね。
そのため、吉村さんの作品は歴史小説とは言え、史伝を読んでいるような感覚を持たせてくれるので、海音寺文学と同様に愛読しています。
さて、吉村さんの作品で好きなものはたくさんあるのですが、特に、『長英逃亡』と『漂流』はオススメですね。
前者は、吉村さん得意の逃亡モノ、後者はこれまた吉村文学の特徴でもある漂流モノです。
この二作は、読んで損がありません!

そして、今回読了した『逃亡』ですが、その名の通り、吉村さん得意の逃亡モノです。
作品の時代背景は、太平洋戦争真っ直中の戦時中のことです。
ある一人の海軍兵が主人公なのですが、ほんと些細なことが発端となり、彼は基地にあった戦闘機を放火し、逃亡する運命を辿ります。
吉村さんが書いた「プロローグ」によると、実話に基づいた作品のようですね。
主人公が追い込まれていく感情が非常にリアルに描かれていて、とても面白く読みました。

しかし、人間の人生の変転って、ほんと不思議なものですね。
ひょんなことから、普通に生活していた人間が大きな罪を背負ってしまう……。
日常の中に潜む、目に見えぬ脅威というのでしょうか、恐怖とでも言うのでしょうか。
普通に生活していた人が陥る「落とし穴」のようなものが、身辺にあるということを考えさせられる作品でした。
是非、一読をオススメします。


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【2013/10/10 08:35】 | 読書感想
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八月からでしたか、週刊新潮で山崎豊子さんの新作『約束の海』の連載が始まっていますね。
触りだけは少し読みましたが、山崎さん、御年89歳……。
スゴイとしか言いようがありません。その創作意欲に脱帽です。

山崎さんは、執筆中、書斎を牢獄に例えられるほど厳しい生活を自分自身に対して強いるようですが、90歳間近でその苦しさに向かうとは……。
山崎さんを突き動かしているものは、何なのでしょうか?
やはりモノを書く、書きたいという情熱以外の何物でもありませんよね。
無事に作品が完成され、今から読むのを楽しみにしています。

と、ブログ用の記事を書いている途中に山崎さんの訃報を知りました……。
『約束の海』は、第一部までは既に書き終えられているようですが、未完となってしまったことは、本当に残念です。
謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。

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【2013/10/03 09:03】 | 雑感
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