西郷隆盛、幕末・維新史、薩摩藩に関する話題など、幅広く書き込んでいます
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 1日目の宿と言うよりは、船中泊を除いた唯一の現地泊の宿ですが、別府の有名な温泉地・鉄輪温泉(かんなわおんせん)の小さなホテルに宿泊しました。
 宿泊料がとてもリーズナブルな宿でしたので、部屋もそれほどキレイではなく、情緒も余りありませんでしたが、温泉は源泉かけ流しで良いお湯でしたので、温泉好きの私はとても満足しました(^^)

 鉄輪と言えば、やはり「地獄めぐり」を思い出しますが、以前、このブログにも書きましたが、「地獄めぐり」と言えば、油屋熊八(あぶらや くまはち)のことを書かずにはいられません。
 油屋熊八は、別府観光の基礎を作ったとも言える、別府ひいては大分県の観光業に多大な功績を残した人物です。

 熊八は別府の生まれではなく、愛媛県宇和島市の出身なのですが、明治44年、別府に亀の井旅館(現在の亀の井ホテルの前身)を開業して以後は、別府を日本有数の観光地に仕立て上げるべく、様々なアイデアを駆使し、事業を展開しました。
 熊八は、現在別府市内の目抜き通りとなっている「流川通り」の拡張を行い、当時主要な交通手段でもあった汽船停泊のための桟橋を別府港に作りました。
 また、熊八は、全国各地に別府の名を知らしめるべく、一大観光キャンペーンを繰り広げました。

「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」

 熊八が考案したキャッチフレーズですが、語呂も良く、印象に残る言葉ですよね。
 このように、熊八は「交通インフラの整備」と「観光キャンペーン」という、まさしく現代の観光事業にも通じる手法を取り、別府の街を盛り上げることに貢献しました。
 また、熊八は、別府観光の目玉を作るべく、日本初の女性バスガイドによる観光(遊覧)バスの運行を始めました。
 今では当たり前の女性バスガイド付きの観光バスは、実は別府で誕生したものだったのです。

 このように油屋熊八という人物は別府には無くてはならない人物ですので、別府市内には油屋熊八ゆかりの地が点在しています。
 下記の写真は、熊八が創設した観光バス乗り場の跡地に建てられている、「地獄めぐり遊覧バス発祥の地」の石碑です。

14714805391494.jpg
地獄めぐり遊覧バス発祥の地

 この石碑には、当時のキャッチフレーズの一節なのでしょうか、次のような文句が刻まれていました。

 地獄めぐりは 亀の井バスよ
 乗ればニッコリ 乙女の車掌
 名所解説 節 面白ふ
 唄う車内の 和やかさ


 当時の光景が目に浮かぶような、情緒があって良い節ですね。
 当時の地獄めぐりの遊覧バスは、さぞ観光客を楽しませたものだったのでしょう。

 ちなみに、油屋熊八という人物は、別府で亀の井旅館を開業する前、アメリカに渡航経験があり、クリスチャンでもあったせいか、お酒は一滴も飲まなかったのですが、亀の井旅館でも、お客に対して酒類は一切提供しなかったのだそうです。

「旅館というものは体を休めるところであり、飲酒をしたいなら外で飲むか、他の旅館に行ってくれ」

 と言うのが熊八の口癖であり、彼のポリシーだったようですね。

 今以上に当時は、

 温泉 =(イコール) 宴会

 という図式が当たり前だった時代だと思いますので、その中でとても思い切ったことをしたものです。
 確かに、旅館でお酒を飲んでどんちゃん騒ぎしている大人たちを見ると、少し旅情が失われると言いますか、ちょっと興醒めする時ってありますよね。
 熊八は、そういった旅人の心情にも配慮していたのかもしれません。

 また、JR別府駅前には、一風変わった油屋熊八の銅像が建てられています。(下記画像)

14714805192993.jpg
油屋熊八銅像

 当日は雨だったため、少し写りが悪いのですが、少し変わった銅像だと思いませんか?
 銅像の副題でしょうか、その台座には、

「子どもたちをあいした ピカピカのおじさん」

 というフレーズが刻まれていました。
 ネットで検索してみると、この銅像は、彫刻家の辻畑隆子氏の手によって2007年に建立されたもので、熊八が小さな鬼がぶら下がっているマントをなびかせて両手を上げているのは、天国から舞い降りた姿を表しているのだとか。
 私は満面の笑みで、バンザイをして観光客を迎えている姿を表現しているのかと思っていたのですが、少し意外な理由でした。(何だかそっちの方がしっくり来ませんか?)

 今まで書いてきた別府だけでなく、熊八は、今でも大人気の温泉地である由布院の開発にも力を注ぎ、現在観光地として由布院が成り立っているのは、彼の功績の一つと言えるかと思います。
 以上のようなことから考えると、油屋熊八という人物は、大分県にとっては大恩人とも言うべき偉大な人物だと思います。
 またもや油屋熊八のことばかりになりましたが、油屋熊八という人物は、私にとって興味津々な人物ですので、また折を触れて彼のことを書いていきたいと思っています。


別府地獄組合:ようこそ「地獄」へ(←名前がスゴいですね・笑)
http://www.beppu-jigoku.com/

(3)に続く
スポンサーサイト

【2016/08/25 17:16】 | 旅行
トラックバック(0) |
 前回は何だか話が違う方向に行きましたが(^^;、今年も昨年と同様に、神戸から大分行きのフェリー「さんふらわあ」を利用して、現地の別府1泊、行き帰りの船中2泊という強行スケジュールで大分県を旅してきました。

 今回は子連れの旅行だったので、「さんふらわあ」で泊まった部屋は、その名も「キティちゃんルーム」
 なぜ「キティちゃんルーム」なる部屋が大分行きのフェリーの中にあるのかは後ほど説明するとして、この部屋はキティちゃんグッズで溢れかえっています。備え付けのテーブルからコップ、そして布団カバー、時計、ティッシュカバーなどなど、あらゆるものが全てキティちゃんグッズで揃えられているので、特に小さな女の子は楽しめると思います。

 しかし、何度乗っても船旅は楽しいですね。私は船旅大好き人間なので、フェリーに乗るといやがおうにもテンションが上がります。
 飛行機のようにアッと言う間に現地に着くのも楽と言えば楽ですが、時間が許せば、ゆったりのんびりと現地に向かうフェリーも味わい深くて良いですよ。

14714800012390.jpg
フェリー「さんふらわあ」

 さて、約12時間の船旅の末、フェリーは西大分港に到着。
 マイカー込みでの乗船でしたので、下船後は一路国道10号線を別府方面に向けて北上しました。
 まだ午前7時半頃と時間も早かったため、まずは朝食を摂ることにしましたが、九州ではメジャーなJoyful(ジョイフル)というファミリーレストランに入りました。
 確か350円くらいだったと思いますが、トーストやソーセージ、目玉焼きにサラダなどが付いたモーニングセットにドリンクバーまで付いてこの値段ですから安いですよね。
 私も宮崎に住んでいた頃、職場近くにJoyfulがあったので、1コインの日替わりランチで大変重宝した記憶があります。

 さて、朝食を食べ終え、向かったのは別府の北方、日出町(ひじまち)にある「ハーモニーランド」です。
 余りメジャーな施設ではないため、聞いたことがないかもしれませんが、大分県には「ハーモニーランド」と呼ばれるサンリオキャラクターが主役のテーマパークが日出町にあるのです。
 サンリオキャラと言えば、まず思い浮かべるのがキティちゃん。
 そう、大分行きのフェリー内に「キティちゃんルーム」なる部屋があるのは、こういった理由からなのです。

 そのハーモニーランドですが、自然に囲まれた広大な敷地内にあり、東京ディズニーランドやUSJのように訪問客もそれほど多くなく、ゆっくりと見てまわって遊べます。アトラクションや乗り物もほぼ待ち時間無しで利用できますから最高ですね。
 また、ハーモニーランドでは、全天候型の屋根付き円形ステージで上演されている「パレードパラレル」というダンスパレードが毎日あるのですが、これがめちゃくちゃ楽しい!
 私たち親子も今回が2度目の観覧でしたが、大人でも十分に見て楽しめます(^^)
 個人的には、ディズニーランドやUSJに行って人混みや行列で疲れるよりも、ハーモニーランドでゆっくり遊ぶ方が何十倍も楽しめますね。

14714800372742.jpg
ハーモニーランド「パレードパラレル」

 さて、ハーモニーランドで夕方頃までたっぷり遊んだ後は夕食です。1日目の夕食は別府市内にある「お食事処 とよ常」という、海鮮居酒屋に向かいました。
 このお店は、エビが二匹入った「特上天丼(750円)」(画像)が有名で、観光客に人気の高いお店です。
 お店には開店時間の午後5時少し前に行ったにもかかわらず、既に待っているお客さんが数組いました。
 もちろんここではイチオシメニューの特上天丼を注文して食べたのですが、確かにこの内容で750円は安いと思いますが、個人的には味・ボリューム共に少し物足らないかな、という感じです。
 それよりも刺身定食(1200円)の方がお得感と満足感がありますね。
 この刺身定食、四種類の刺身に加えて、カレイのから揚げ、小さな焼き魚にひじきやもずく酢、ご飯、赤だしまで付いてこの値段ですから、コストパフォーマンスはとても高いと思います。

14714800174551.jpg
とよ常の「特上天丼」

 また、もちろん大好物の大分名物「りゅうきゅう」や「とり天」も注文して食べました。
 まず、「りゅうきゅう」ですが、魚が一種類しか入っておらず、少し拍子抜けしました。魚の切り身を甘口のしょうゆ、酒、ゴマなどをベースにしたタレに漬け込んで食べるのが、いわゆる「りゅうきゅう」ですので、魚が一種類であっても、りゅうきゅうであることに間違いは無いのですが、色んな魚が数種類混ざっている方が、味に深みが出て美味しいような気がします。
 また、「とり天」ですが、味は良かったのですが、ここのとり天は、とり天であって、とり天ではないですね。
 まず、とり天に甘酢がかかっていて、タルタルソースが添えられ、それにつけて食べるスタイルです。
 いわゆる宮崎の「チキン南蛮」にものすごく近い味ですので、いわゆる王道のとり天とはほど遠く感じました。(味は美味しいので、これはこれでアリなのかもしれませんが)

(2)に続く

【2016/08/18 17:21】 | 旅行
トラックバック(0) |
 先月(2016年7月)のことですが、昨年に引き続き、家族と別府旅行に出かけました。
 夏の別府行きは、最近では我が家の恒例行事になりつつありますが、以前にもブログで書いたとおり、私は別府という町が大好きです。

 別府が、私の好きな温泉の宝庫であり、そして新鮮な肉や魚、野菜などグルメ豊富な町であることもさることながら、私にとって別府という町は、何かノスタルジックな思いを抱かせてくれる街です。
 郷愁という言葉は適切ではないかもしれませんが、別府の街を歩いていると、失われてしまった古き良き風景や昭和の街並みを見ることができ、何だか子供時分に戻ったような感覚に襲われます。
 別府は、私にとっては縁もゆかりも無い土地ですが、何だか懐かしい街なのです。

 と言う訳で、今年も大好きな別府に出かけたので、その楽しい旅行記を書こうと思ったのですが、その話の前に、昨年の別府旅行の際に味わった、ものすご~く嫌な出来事をふと思い出したので、「走れ! 吉之助」風に、そのことについて書きたいと思います。
 怒りがこもった内容ですが、しばしお付き合い下さい!



 別府では名の通った有名な回転すし屋があります。
 名前を出して良いでしょう。「亀正くるくる寿司」というお店です。
 昨年7月の別府旅行の際に訪問したのですが、味はさて置き、客への対応が最低だと感じました。

 「亀正くるくる寿司」は、有名なグルメサイトの「食べログ」でも高評価のお店で、別府でも1、2を争うほどの人気店です。開店前から大行列が出来ることでも知られています。
 大分県のブランド魚、いわゆる関アジや関サバといった魚を格安で食べられると評判で、私も「別府に行ってお寿司を食べるならこのお店!」と、大分に旅行する前からずっと楽しみにしていました。

 訪問当日は生憎の雨……。
 にも関わらず、私は娘と二人で、開店2時間くらい前にお店に行きました。
 娘もまだ小さいので、なるべくカウンターの端の席に並んで座りたいと思い、朝から早く出かけたのですが、雨であったためか、まだ一人も客は来ておらず、私と娘は1番目に並びました。

 これは口コミで知ったのですが、この「亀正くるくる寿司」、開店と同時に通常のメニューには載っていないもの、つまり仕込みの段階で出た魚の切れ端や本来は売り物にならないような小魚の切り身を寿司にして、サービス品として格安で回転レーンに流すようで、なるべくレーンの上流に座った方が良いと聞いていました。

 開店前にはざっと20人以上が並んでいましたが、私と娘は1番目に並んでいたので、「これは上流に座れそうだな!」と思っていたのですが、開店と同時に、私が娘の手を引いてレーンの一番上流の席に行こうとすると、店員が私に対して、

「すいません。こちらから詰めてお座り願います」

 と、レーンの一番下流を指さしたのです。

 私が「こっちじゃダメなんですかね……?」とレーンの上流を指さすと、その店員は、

「こちらから詰めて座って頂いていますので」

 と、再びレーンの一番下流を指さしました。

「あっそうか……。勝手には座れないんだな……」と思い、娘の手を引いて一番下流の端の席に座ると、何とあろうことか! 2番目以降に並んでいた客たちは、我さきとレーンの一番上流から詰めて座っていくではありませんか!

「エッ……?」

 私は何がなんやら分からず、その光景をただじっと見ているしか出来なかったのですが、行列の2番目以降に並んでいた全ての客たちは、レーンの上流から詰めて座っていったのです。
 それに対し、先程の店員は何の指示や誘導をすることなく、ただじっと黙って見守っているだけです。

 そして、レーンの上流に座った客たちは、まるで飢えた野獣のように(汗)、最初に流れてくる、いわゆるメニューに載っていないサービスの皿を両手で根こそぎ取りまくっているではありませんか!
 もちろん、一番下流に座っているのは私たち親子にお寿司の皿など一枚も流れてくるわけなどありません……。

 これって、おかしくないですか???
 はっきり言って、めちゃくちゃな客対応だと思いませんか?

 雨の中、開店2時間前から並んでいた私たちが、店員の指示で全く皿も流れてこない一番下流の席に座らされ、2番目以降の客たちは、自由に上流の席から詰めて座り、そしてそのことに対して店員たちは何の指示も出さない……。

 お店にとっては、私たちが顔も知らない観光客、つまり常連さんでは無かったので、店員たちに差別されたということでしょうか?
 それとも店員の指示にちゃんと従った私たち親子だけがバカを見たということでしょうか?

 亀正くるくる寿司。
 確かに、寿司自体の味やコストパフォーマンスは高いお店だと思いましたが、それよりも、味以前に問題があるお店だと感じました。
 食べログではものすごく高い得点が付いていますが、客商売として、こんな客対応を取るすし屋はロクなものじゃないです。
 それは実家がすし屋を経営していた私が言うのですから間違いありません(苦笑)。

 余りにも頭にきたので、食べログにこの実態を書こうとしたのですが、何度書き込んでも「不適切な書き込み?」ということで掲載出来ないとのこと……。

 今回の件でよく分かりましたが、所詮「食べログ」なんていうグルメサイトの口コミは、お店に都合の悪い情報は載せない、いわゆる作られた口コミ情報ばかりなんでしょうね……。
 味はともかく、客への対応などの接客については、実際に行かないと分からないものだとつくづく感じた次第です。

 と、何だか怒りのままに書き連ねましたが、次回からは明るい別府旅行の話に戻ります。
 でも、何だか書いてスッキリしました~(^^;

【2016/08/08 16:20】 | グルメ・食べ歩き
トラックバック(0) |
 ホームページ内に設けている「鹿児島史跡旅行案内」と「鹿児島イベント情報」を大きくリニューアルしました。

 まず、「鹿児島史跡旅行案内」ですが、掲載している情報が随分古いものとなっていましたので、この度全面的に書き直しました。
 従来、鹿児島の史跡巡り案内のページは、「鹿児島史跡旅行案内」と「鹿児島史跡巡り もっともっと詳細版!」の2つに分けていましたが、それを分かりやすく1つに統合し、掲載写真も新しいものに変え、内容も全面的に書き改めました。
 なお、近日中に、ページ内にgoogleマップを埋め込み、場所等をより分かりやすく表示したいと考えています。

 次に、「鹿児島イベント情報」ですが、これまた随分古い情報を載せたまま放置していましたが、今後は鹿児島の歴史関係イベントを掲載していきたいと思います。
 手始めに、2年後に迎える明治維新150周年の関連イベントや黎明館関係等のイベントを掲載しました。
 掲載したイベントは下記のとおりです。


幕末薩摩外交-情報収集の担い手たち-
開催期間:平成28年5月24日(火)~9月11日(日)※現在開催中
場所:鹿児島県歴史資料センター黎明館3階企画展示室
参考URL:https://www.pref.kagoshima.jp/reimeikan/


青少年「薩長同盟」フォーラム
日時:平成28年8月11日(木・祝日)
場所:鹿児島県歴史資料センター黎明館2階講堂
参考URL:https://www.pref.kagoshima.jp/reimeikan/


大阪検定・大阪企業家ミュージアム連携事業
五代友厚を学ぶ連続講座
第1回「五代友厚のチャレンジとイノベーション(鹿児島編)」
日時:平成28年8月26日(金)
場所:大阪企業家ミュージアム(大阪市中央区本町1-4-5大阪産業創造館地下1階)
参考URL:http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201606/D25160826017.html


明治維新150周年記念シンポジウム
日時:平成28年10月22日(土)
場所:鹿児島市民文化ホール(第2ホール)
参考URL:https://www.pref.kagoshima.jp/aa03/kensei/sesaku/m150sympo.html


 どれもこれもワクワクするイベントですね。
 イベント会場の近隣にお住いの皆様やご興味がある皆様、是非足を運んで頂きたいと思います。
 私も可能な限り参加したいと考えています。

 ※上記イベントについては、念のため主催者発表の情報と照らし合わせてご確認ください。

【2016/08/02 20:06】 | 西郷隆盛
トラックバック(0) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。