西郷隆盛、幕末・維新史、薩摩藩に関する話題など、幅広く書き込んでいます
先日、三好徹さんの『興亡と夢』(全五巻。集英社文庫)を読み終えました。
この本は、昭和61年に刊行されたもので、かなり古い本になりますが、ものすごく面白かったです。

以前にも少し書きましたが、私自身は日本の近代史に弱いため、その時代の普遍的な知識を最低限入れたいと常日頃から思っているのですが、この『興亡と夢』は、まさにそれに相応しい本でした。
読みやすく、そして何と言っても分かりやすい。
私のような近代史に無知な男でも、スラスラっと、そして面白く読むことが出来ます。

『興亡と夢』は、週刊ヤングジャンプ、つまりマンガの週刊誌に連載されていたもので、やはりターゲットは当時の若者たちだったのでしょうね。
「二.二六事件」から始まり、「太平洋戦争開戦」を経て、「終戦」そして「日本国憲法制定」に至るまでの近代史の概略を、歴史に親しみがない人たちにも分かりやすい形で、ドラマティックに描いたものですから、非常に読みやすく、そして面白く読むことが出来ます。
また、日本が戦争に向かう政治状況だけではなく、当時の風俗や文化史(プロ野球の話なんかも書かれています)にも触れられていますのでオススメです。

私自身、三好さんは好きな作家の一人で、これまでたくさんの作品を読んでいますが、『興亡と夢』は、私の中では五本の指に入る傑作かと思います。
現在では古書としてしか販売がありませんが、見つけられたら、是非手に取ってご覧になってみて下さい。
ちなみに、『興亡と夢』はマンガではありませんので、お間違えなく!

【2015/06/25 12:34】 | 読書感想
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