西郷隆盛、幕末・維新史、薩摩藩に関する話題など、幅広く書き込んでいます
 前回は歴史話が全く無く、とんかつの話だけに終始してしまいましたが、今回、私が鹿児島を訪れたのは、黎明館で開催されていた企画展『幕末薩摩外交-情報収集の担い手たち-』を見学することがメインだったのですが、当日、併せて開催された『青少年「薩長同盟」フォーラム』という催し物にも参加して来ました。

 まず、青少年「薩長同盟」フォーラムのことから書きますが、全体が一部と二部の構成で、第一部は萩博物館の道迫真吾学芸員による講演、第二部は「現代版薩摩ステューデント」と「現代版長州ファイブ」によるフォーラムから成り立っていました。

 まず、「現代版薩摩ステューデント」と「現代版長州ファイブ」って何のこと?

 と、素朴な疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。

 昨年、平成27(2015)年は、薩摩藩から19名の留学生(正確には15名の留学生+4名の視察員)がイギリスに向けて旅立った150年目を迎える節目の年であったことから、そのことを記念するための事業の一環で、平成27年7月19日から29日の間、現代版の薩摩スチューデント(薩摩藩英国留学生)として、鹿児島からイギリスに向けて19名の学生を派遣したのです。
 同じく現代版長州ファイブというのも、長州藩から5名の留学生がイギリスに留学したことにあやかって行われている学生の海外派遣事業なのですが、それら二つの海外研修に参加した学生たちが集まり、第二部で『青少年「薩長同盟」フォーラム』と称して、報告会を兼ねたフォーラムが開催されました。
 コーディネーターは、以前黎明館で学芸員をされていた、現在は鹿児島県知事公室政策調整課で、明治維新150周年記念事業を担当されておられる吉満庄司さんでした。

 まず、第一部のことから書きますが、萩博物館の道迫真吾学芸員による講演については、長州藩士のイギリス留学に関する歴史的な背景や留学生たちの現地での生活、そして同じく薩摩藩から派遣されていた留学生たちとの交流などを中心に、分かりやすく話されていた印象です。
 次に、第二部のフォーラムですが、海外研修に出かけた学生諸君というのは、やはりしっかりした学生が多いですね。海外研修で得た経験や将来の夢などを熱っぽく語っていました。

 私自身も学生と触れ合う仕事をしている関係もあるので実感がありますが、海外留学を経験した学生の海外留学前と帰国後では、人間的に成長すると言いますか、海外で大きくもまれて一皮むけたとでも言いましょうか、その違いを感じることが多いです。
 今回の現代版薩摩ステューデントや現代版長州ファイブについては、派遣期間が非常に短いため、その効果は少ないと言えば少ないのでしょうが、海外に行くと行かないとでは大違いだと思います。

 私は、昨今流行りの「グローバル化」という言葉は余り好きではないのですが(何でもかんでも「グローバル」と名を付けりゃ良いと勘違いしていると思います。何事も中身が肝心!)、若者たちの海外留学や研修に関しては、積極的にどんどん行うべきだと思っています。
 海外の学生たちと積極的に交流を持つことは、日本の学生たちにとっても、ものすごく刺激になりますし、また、海外の学生と意見交換することで、自らの能力や考え方が今どれくらいのレベルであるのかを自分自身で再認識できる良い機会であると思います。
 現代版薩摩ステューデントと現代版長州ファイブの諸君には、若き日の西郷や大久保のように、青雲の志を持って、これから頑張って頂きたいですね。

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※写っているのは、三反園鹿児島県知事

(4)に続く

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【2016/10/11 12:30】 | 史跡巡り
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